人間の知能とは違って、動物の知能を定義するのは少し難しいです。鳥が空中で風をコントロールしながら飛べるのも「知能」のお陰ですし、猿は空を飛ぶ事は出来無いものの、手先を器用に動かして人間の様に物を掴んだり、皮をめくったりする別種の「知能」を持ち合わせています。そこで今回は、独自のポイント制度を用いて、トータルで考えた時にどの動物の知能が一番高いのか、一目で分かるリスト「知能の高い動物8選」を作ってみました!どの動物の知能が一番なのか、そこはリストを見て頂いた皆さんのご判断に任せます!

カラス-普段何気なく見かけているカラスは、ゴミを漁ったりするイメージが強く、どこか不潔な印象があり鳥類ですが、ハシブト科に属するカラスは鳥の中ではとても頭が良い事で知られており、霊長類以外の脊椎動物で唯一「自分で道具を作ることができる」動物としても知られています。他にも人間の顔を認識し、複雑なコミュニケーションを取り合い、将来の計画をも立てながら日々生活しているという、驚きの事実まで判明しています。IQは人間の7歳の子供のIQに匹敵するとも言われているカラスにとってゴミを探し出すのなんて朝飯前です。

チンパンジー-チンパンジーは動物界で最も人間に近い事で知られていて、個体によってバラつきはあるもの人間に匹敵する高い知能を誇ります。感情表現を他の動物に比べるととても豊富であり、鏡を見ながら毛繕いしているあの姿なんか、少し毛の濃い人間なのでは?と錯覚してしまうほど。さらに凄い事にチンパンジーは訓練によって手話を覚える事が出来るため、言葉が理解で無くても人間がコミュニケーションを取る事の出来る数少ない動物なのです。

ゾウ-陸生哺乳類の中で最重量を誇るゾウは、生まれたての赤ちゃんでさえ100キロに到達します。体のサイズだけでは無くその優秀な脳にも注目が集まっています。ゾウの脳の皮質には、人間の脳の皮質と同じ数の神経細胞があり、動物の中でも並外れた記憶力持ち、強い自我と共に群れでの生活に欠かせない協調性まで兼ね備えており、まさに陸生哺乳類最強の名に恥じない動物だと言えます。

ゴリラ-前述のチンパンジーと並んで、人間と同じ霊長類であるゴリラもまた、その知性の高さが有名な動物です。そんなゴリラの知性の高さを世間一般に広めたと言っても過言では無いのがアメリカの有名ゴリラである『ココ』では無いでしょうか。彼女は世界で初めて手話を理解し、ペットの猫の世話までするゴリラとして世界中のファンから愛されていました。ココは独自のフレーズを作って人とコミュニケーションを取る事が出来、複雑な感情を理解し、人間に対してジョークを言ったり、怒られまいと嘘をついたり。これからも多くの人の胸の中に生き続けて行く事でしょう。

イルカ-水族館で人間の指示通りの動きを寸分狂わずの再現する事の出来るイルカは、人間を越す知能を持つ哺乳類生物です。イルカの脳みそは、身体のサイズと比べてもとても大きく、人間の大脳皮質よりもっと複雑な脳みそだとも言われていて、まだまだ明らかになっていない事も多いようです。今後、イルカの知能について新たに何か発見される事も密かに期待できるでしょう。

ブタ-圧倒的な市民権を得た可愛らしい鳴き声と特徴的な鼻からは想像もつきませんが、まさかのラインクインを果たしたブタ。意外かも知れませんが、実は高い知能を誇る動物の一つとされています。知能をテストした際、ブタは迷路を難無く解き、感情を認識する能力に長けていて、記号化された言語を暗記させればコミュニケーションだって取る事が出来るのです!更に、人間の赤ちゃんが反射的に物を避けたりする能力が乏しい反面、子ブタはすぐに反射的に行動できるそうです。他にも、家畜に分類される動物としてはとても珍しくかなりの綺麗好きな動物として知られていて、食事をする場所や寝る場所の近くでは排泄は絶対にしません。なんかこれだけ知れば、今日から豚肉が食べづらくなりそうですね(笑)。

タコ-意外なランキングってテンション上がりますよね。ブタで軽いジャブを決めたところで、第二のサプライズであるタコの知性の高さにも触れておきましょう。人間にはあまり知られていないタコの高い知能を表すエピソードを紹介します。脊椎を持たない代わりに巨大な脳を持ち、全身が超柔軟な筋肉に張り巡らされたタコは、道具を用いて攻撃をしたり獲物を狡猾に騙したりできます。特に大きめサイズのタコは、サメと同じくらい海中では出会いたく無い生き物です。過去には、とある水族館で飼育されていた“オットー”と名付けられた悪戯好きなタコが、水槽の上に備え付けられたかなり強力な天井灯をショートさせようと、水槽から小石を拾って投げつけたり、水をかけたりする姿が何度も確認されており、その度に飼育員の手を焼いているのだとか…。

オウム-カラフルな色が特徴的なオウムは、人間の子供と同じくらいの知能を持つと言われています。人間と同じように問題を解決し、原因を解明する事が出来る能力を持っている為、飼育されていたオウムを一度逃してしまうと、よっぽど飼い主の事が好きで無ければ、もう2度と会う事は難しいかもしれません。アフリカングレーとも呼ばれるオウム目インコ科の“ヨウム”は、特に知能が高い鳥として知られていて、人間の言葉やコマンドを大量に記憶できるほど頭が良いうえに、それを活用することで人間と実際にコミュニケーションを取ることまで出来るそうです。

皆さんどうでしたか?私的には、賢いと言われる鳥類の中でもダントツの知性を持つヨウムこそが最強の知性を持っているのでは?と思っています。私たち人間も負けない様に進化を続けて行きましょう!